ギターアドリブ⑥-1 ペンタトニックの覚え方 ~5音構成にこだわりすぎない~ Ⅰ Ⅳ Ⅴ ポジションの平行連結
ペンタトニックの Ⅰ、Ⅳ、Ⅴポジションというのは私が勝手に過去記事でつけた名前ですが(笑)
これを連結して、指板を広く濃く使えるようにしようと考えてみました
↑これは良く見かけるAmのマイナーペンタトニックの指板図ですね
これを覚えてしまえばいいのですが、少なくとも私はなかなか覚えられませんでした(笑)
そこで前回、前々回と考えてみた Ⅰ ポジション、Ⅳ ポジション、Ⅴ ポジションを使って
効率よく指板を捉える方法を考えてみます
Ⅰ ポジションと Ⅰ'ポジション
そもそも Ⅰ ポジションがなぜ使いやすい(覚えやすい)かと言えば
6本の弦で、あるフレットが全部使える音だからだと思います(これを仮に Ⅰ ラインと呼ぶことにします)
とすると、Ⅰ ラインをはさんでローフレット側のポジションも比較的覚えやすいのではないでしょうか
これを Ⅰ'ポジションと呼ぶことにします
図にまとめると以下になります
Ⅳ ポジションと Ⅴ ポジション
Ⅰ ポジションは曲のキーにおけるペンタトニックです
Ⅳ ポジションは曲のキーのマイナースケールおける④から始まるペンタトニックですが、これは言い換えると
゛Ⅰ ポジション+⑥(-⑤)゛
と言い換えられます
また同様に Ⅴ ポジションは
゛Ⅰ ポジション+②(-③)゛
と言い換えられます
この曲のキーのペンタトニックに使われない②と⑥を上手に足すことで、Ⅳ ポジションと
Ⅴ ポジションとなり(Ⅰ ポジションと同じフォームになる)
その事によって、Ⅳ ライン・Ⅴ ラインが発生し
Ⅳ' ポジション・Ⅴ'ポジションも成立します
Ⅰ ・Ⅰ'・ Ⅳ・Ⅳ'・Ⅴ・Ⅴ'ポジションを平行に連結する
このポジションの位置関係を指板上で見てみます
まず Ⅰ・Ⅳ・Ⅴライン
このライン上は全て使える音ということになります
ではまず
- Ⅰ・Ⅳライン( Ⅰ - Ⅳ')
- Ⅴ・Ⅰライン (Ⅴ - Ⅰ')
を連結します
②と⑥はバックのコードを選びますが
Ⅰ・Ⅳライン間と、Ⅴ・Ⅰ ライン間は同じ並びなのでだいぶ覚えやすいと思います
次に Ⅳラインと Ⅴラインを連結するのですが
距離が近いので、次の3パターンにわけて連結します
- Ⅳ - Ⅴ
- Ⅳ' - Ⅴ'
- Ⅳ - Ⅴ'
となりました
2本のラインを意識するとポジションが見えやすくなった気がします
しばらくはこのポジション連結を意識して練習してみたいと思います