いきなり妄想 ベルセルク
ベルセルクは三浦建太郎氏による中世ヨーロッパの世界観で描かれるダークファンタジー漫画
ヤングアニマル誌で連載中…
連載中と言っても、ここ数年は年3回掲載されればいいペースという状態です
とても面白く、早く続きを読みたい!…と待っているのですがなかなか話が進まずヤキモキしています
私が死ぬまでに結末を読みたいマンガ絶賛第一位です!
(この棚が埋まっていくのはいつの日か…)
結末は如何に?
同じように結末を待っている読者は多いようでたくさんの方々がその結末を心待ちにし、また待ちきれずそれを予想、考察していらっしゃいます
私は続きを待っているだけだったのですが、話が進まないのでやはりついつい色々と自分なりに結末を妄想するに至ってしまいました(笑)
よく考察されている謎とは
ベルセルクの世界観や設定、人物像などはここには書きません。気になるかたは原作をお読み下さい(笑)
(かいたらそれだけで何万文字必要でしょうか…)
この物語を考察するときに主軸となるのが、円環か螺旋か
すなわち、歴史は繰り返すのか、それとも似たような経過を辿りつつも違う結末を迎えるのか…
つまり、この物語は(物語内の)過去と同じ道を辿るのか、それとも似た経過を辿りつつも少しずつ歯車がずれて違った未来へ進むのか…
そして多くのものが内包する二面性
すなわち光と闇、白と黒、神・魔とは…など
というところだと思います
この、過去の話を紐解けば、ベルセルクの終着点を予想しやすくなるのでは…ということですね
過去の物語とその謎
それはこの物語の中心であろうミッドランドという王国に伝わるお伽噺
1000年前のおとぎ話はこちらのサイト様が上手にまとめておられました
ここに記される過去の出来事から現在につながる出来事で謎とされているのが
- ガイゼリックとは何者なのか
- 賢者とガイゼリックの関係
- 賢者が呼び出したとされる天使とは
- その天使の降臨はゴッドハンド降臨=蝕だったのか
- ミッドランド再生の塔の地下深くに眠る烙印つきミイラはこの残骸なのか
- ゴッドハンドをつけ狙う髑髏の騎士は何者なのか
- 法王庁の黙示録や啓示に出てくる光の鷹と闇の鷹が示すものとは
というところではないでしょうか
その他細かい設定・暗示などの表現が描かれているとは思いますが、それはこの謎を補強する伏線として別途検証していけばいいのかな…と
ここからかなり個人的見解や妄想を
個人的な見解ですから、それはないわ~と思ってもこの人はバカなんだね、くらいで流して下さいな(笑)
一般的に予想されているのは
- ガイゼリック=髑髏の騎士
- 賢者=ボイド(ゴッドハンド・天使長)
- 賢者が蝕を起こし(ガイゼリック含む)ミッドランドを捧げ城が地中へ沈んだ
- 生き延びたガイゼリックが髑髏の騎士となりゴッドハンドをつけ狙うようになった
辺りでしょうか
違った予想もありますが、二人の人物を中心に転生したりで固有名詞が四つ出てくる形の説が主流かと思います
現代の物語もガッツとグリフィスを中心とした物語ですので、確かに自然な説だな~と思うのですが
どうしても個人的に腑に落ちないのです
解釈にもよるのでしょうが
- 賢者が蝕を起こしてボイドとして転生したのなら、ミッドランドを沈めた4人(5人?)の天使はゴッドハンドなの?ボイドって5人目(6人目)?1人目ではなかったのか
- ガイゼリックの逸話からすると、フローラ(魔女)との良好な関係がいまいち納得できない
などといった点がその理由です
ではあなたはどう考えるの?の回答として次にあげます
(個人的見解と妄想ですからね!笑)
- ガイゼリック・・・この時代のサイクルにおける5人目のゴッドハンドが受肉したモノ(もしくは滅ぼされた際に怨みと憎悪の思念体として深淵の神の元となり、覇王の卵を産み出した者)
- 賢者・・・それ以上でもそれ以下でもない、賢者という個人。強いて言えば真実を知るもの。ミッドランドの発展に尽力したが、暴政を行うようになったガイゼリックを諌めようとし、断罪の塔に幽閉された
- 髑髏の騎士・・・もとはガイゼリックの配下として全土統一の原動力となった勇将。ただし、表舞台に出てくることはなく、書物にも名が残すことはなかった者。暴政を行うガイゼリックを討つ。その際に瀕死となるもエルフの力でこの姿となりつつも生き残る。その後は使徒、ゴッドハンドに仇を為す存在となる
- ボイド・・・ガイゼリック没から216年後、覇王の卵により転生したこのサイクル1人目のゴッドハンド=天使長となる。故に上記三人とは全く別の個人であったもの
と考えています。繰り返しますが個人的見解であり、妄想です!
(これだとなぜスランが髑髏の騎士を「王さま」と読んだのか?と言われるのは承知しております…一応こうだろうと想像していることはあるのですが)
つまり1000年前の物語はお伽噺としてはガイゼリックと賢者のお話であるが、本当はガイゼリック・賢者・名もなき将の三人を中心としたものだったのではないか…
そして現代ではこの物語をグリフィス・リッケルト・ガッツの三人がなぞっていくのではないか…
そう思っています
もっと色々考えることはあるんですが、とりあえず長くなったので今回はここまでにしておきます
→掲載は7月発売号に延期になったようです…
妄想は妄想でした(笑)
362話を踏まえて感想、新たな妄想を書きました