ギターアドリブ⑤-1 Ⅰ - Ⅳ - Ⅰに沿ったアドリブ
前回、ペンタトニックをちょっと考えました
単一コードで弾くにはいいのですが、コード進行が絡んでくると途端に変になるので
まずは最小単位の Ⅰ - Ⅳ - Ⅰ というコード進行に対応するためのアドリブについて考えてみました
とりあえずこの記事のお約束として
ローマ数字 :コード
アラビア数字:コード上の度数
丸囲み数字 :Ⅰ における度数
としておく
コード感はトライアドを使うと良いということで
Ⅰ の時はふつうにペンタトニックで弾いておけば良いわけで
じゃあ、Ⅳの時にコード感を出しつつペンタトニックを使うにはどうしたらいいか
トライアドの考えでいけば、Ⅳのときの1・3・5度である④・⑥・⑧(=①)、ペンタトニック的にⅣのときの4・7度である⑦・③を使えばよいのではないか
これを図にしてみると
なんと、④を1度としてとらえた時の Ⅰ のペンタトニックと同じポジションではないか…
そうだったのか…
つまり Ⅳ の時は、④を1度としたペンタトニックポジション(これを"Ⅳポジション"と呼ぶことにする)で弾けばそれっぽくなるはず
また、Ⅳポジションは Ⅰ のマイナースケール上の音しかないから
Ⅰ の時にⅣポジションで弾きつつ Ⅰ のトライアドである①③⑤を意識すれば
もっと拡がりそうだ
逆もしかりで、Ⅳ の時に Ⅰ ポジションで弾きつつ④⑥⑧を意識して弾くと良いということではないか
まとめると
バックのコードが Ⅰ のとき
・Ⅰ ポジション
・Ⅳ ポジション+⑤
バックのコードが Ⅳ のとき
・Ⅳ ポジション
・Ⅰ ポジション+⑥
で、わりとそれっぽく弾きわけられるのではないだろうか